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『観察』が重要ですよね

筆者より

こんにちは

本日は仕事上の素晴らしかった出来事を投稿します。

先日、会社へお電話がありました。ご利用者の奥様からです。内容は

「昨日、救急車で〇〇病院で手術を受けました。動揺していたのでなにもできずにいる中、運転手さんに救急車を呼んでいただき、命を助けていただきました。ありがとうございました。とお伝えください。」

お礼のご連絡でした。何があったかと言うと、透析通院の通院乗降サービスをご利用いただいていたご利用者が自宅到着時に意識喪失となられる出来事がありました。対応ドライバー(女性)から筆者にも連絡が入っており

・声をかけても反応がない・目がうつろ・動かない・今までこんなことなかった・こっちに来てもらえないか?

という内容でした。筆者は別のご利用者を乗車させたばかりで、向かうとしたら1時間くらい後になることを伝え、救急車かな?と思いましたが、ひとまず透析から帰ったばかりということで透析先の病院への連絡報告を指示しました。

その後、同僚からチャットで"透析の病院へ再度お連れすることとなった"と報告あり。

またその後、"やはり救急車を呼ぶことになった"と報告あり。

筆者、別のご利用者を目的地到着し、任務を終えたところで同僚へ電話すると

奥様が不安で動揺されてました、透析の病院へ行くよりも救急車を希望されたので、透析病院にはお断りし、救急車を呼んだ。と報告ありました。

同僚に救急車を呼ぶ段取りなどの指導はしていませんでした。普段は言われたこと自分の行うことをすればいい的な考えで業務をしているように見えていたのですが、自分で判断して自分で行動したということに良い意味の驚きと感激がこみ上げてきました。「やりましたね!」と激励しました。

同僚はこの出来事に関して観察、報告、相談、判断、行動すべての業務が自分の能力以上の力を発揮できていたと感じています。最後には思いやりもしっかり発揮されての行動でした。

報告は・声をかけても反応がない・目がうつろ・動かない・今までこんなことなかった

という内容であった。それで十分でした。なにより『今までこんなことなかった』これに尽きますね!これまで何度もこのご利用者の様子を見ていたから言える言葉です。以前との違いを発見できるのは、その人のことを関心持って対応できていたということを物語っていたのだと思います。観察とは、血圧、脈拍、呼吸数、血糖値や体重など数値的な変化を観察する場合と、顔色、表情、声質、発語、身体の動きや本人の訴えなどの状態的な変化を観察する場合がある。単に観察といってもその前提の情報がなければ、ただの表現でしかない。要は『変化』である。これまでの前提となる情報と比べてどうなのか?である。例として血液検査の数値をみて医師が降圧剤を処方するという対応がわかりやすいでしょう。もちろん自宅におられた奥様も夫であるご利用者の状態は常々みられているので、こんな状態で帰ってきたことに驚き、同様されていたことでしょう。奥様と同僚の2人からみても『これはおかしい』と一致していたことでしょう。いかに、普段から対象者を観察しているかという結果から判断、そして行動へとつながり、今回の『幸い』となる結果になったと考えられます。

その後に担当ケアマネジャーの事業所へ一連の出来事を報告しました(担当不在のため伝言)。

夕方に担当ケアマネジャーから連絡あり、ご利用者は大型の総合病院にて心臓の緊急手術をしたと報告がありました。感謝の言葉もありました。

会社のみんなからも『今日のMVP!』『よっ!ヒーロー!』と言われてる同僚の姿をみるのもすごくうれしいものです。これも普段の同僚が自分のことだけ、言われたことだけ、という動きを『観察』されていての周りの反応なのかもしれません。

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