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介護はサービス業

筆者より

こんにちは、筆者のやすぺげです。

今日のテーマは『介護はサービス業』です。介護といえばボランティア精神とか?奉仕の気持ちが大切とか?何年も前の話ですね。日本の古き良き風習や習慣からこのような言われ方が横行していたのでしょう。

介護はサービス業です!人が人に対して行うサービス!もちろん対価がともないます!

過去には措置という形で、ある程度の状態となられれば国の決まり事として、介護を受けていたのが今は契約という形に変わり、サービスを受ける被介護者へ介護というサービスを提供した事業者が対価をいただくという形です。賛否はあったかと思います。困っている人が平等にサービスを受けれないのではないか?じゃあ、お金のある大富豪だけが良いようにサービスを受けられるのではないか?などなど。

そのようなことを解決するために「介護保険制度」が発足したわけです。導入は2000年でしたね。高齢化社会となる日本でどうにか高齢者を社会で支えていこう!とみんなであの手この手を考えたわけですね。

国が国民から保険料を受け取り、その保険料を資金として行っている一大事業なのです。介護が必要となれば、認定を受けて、ケアプランを立ててもらって、自立支援に必要なサービスを受けて、そのサービスに対しての対価の支払いは所得に応じて負担割合を変えるという見事な仕組みを考えられているわけです!

この文章を作成している段階でも『サービス』という言葉が何度出てきたでしょう。。

筆者は最初に入社したのは店舗での小売業でした。ブラックもブラック!就業時間関係なく徹夜勤務もするわ、休日には電話の嵐で結局仕事に出てきたり、かなり過酷でしたね。。健康診断で心房細動と言われて心臓の病院に通ったこともありましたね。。

ただ、介護の仕事をする際に経験した小売業でのサービスへの姿勢を学んでいてよかったとおもうことが多々ありましたね!お客様の来店がなければお店が成り立たないのですよ。そりゃお客様を大事にし、また来ていただこうと考えるものです。いろんなことをして。接客応対の基本から軍隊のような声の出し方から丁寧語や敬語など。数多くのことが介護業界では役に立ちました。介護業界でしか働いたことのない従業員は、どちらかというと親しくなった方がサービスを提供しやすいという感覚が先に立っている感じがしました。悪く言うと「馴れ合い」。その考えで働いている方が多かったせいかもしれません。遜色なくどなたに対しても同じように礼儀正しく対応している筆者の方が、利用者からのウケが良かったという自負があります。

利用者様=サービスを提供させていただくお客様=対価をお支払いいただけるお客様

=給料をいただけるお客様であり、飯を食わせてもらっているお客様なのです。

お客様にも順位があるとすれば、第一位は・・・

利用者様!

第二位は・・・

家族様!

第三位は・・・

紹介者であり地域の支援者でしょうね。

対応している中には、家族様が強いご家庭があります。本人様の言われることに、「ボケてるから」「わかってないから」「相手にしないでください」「そんなことないんですよ」と話しを上からかぶせてこられる家族様・・・。日本の古き良き風習や習慣には「年の功」「先輩」という年上を目上の人を立てるということもあるのだけれど、身内となるとこうも変わるのか?と思ったりしますが、家族様みなさんがこのような考えか、家族様もいろいろと利用者様のことを考えて言われることもあるので注意と観察が必要ですね。

サービスを受けるのが誰なのか?常に考えて現場での対応に当たりたいものですね。

公平公正を忘れずに、利用者様の自立支援のあかつきに見えるものは?家族様にもきっと有益なことが多いはずです!

要するに『介護はサービス業』、『サービスには対価がともなう』、『サービスを受ける第一のお客様は利用者様』これだけでも現場でサービスを提供する介護者にとって、理念的もしくは方針的なものになるのではないでしょうか?

介護者側から見ると、真面目な方によくありがちなのが「これでいいんだろうか?」「もっとあの介護士のようにうまくできないのだろうか?」「不安を抱かせてしまっているのではないだろうか?」とお悩みの方がいらっしゃいます。

心配ないです!あなたの介護はその振り返りがあるだけで十分介護になっています。

逆に何も思わず、自己中心的に思いの通りの方法で介護を行ってしまい、利用者様を傷つける方がいらっしゃいます。その方とは大違いだと感じます。介護者が家族であれば、昔から知っている関係性もあるでしょうから「こっちも忙しいんだから!」「こんなこともできないの!」と介護者を主体的に考えることは当然です。

一方的な介護とならないように、「サービス業」なのです。相手があっての仕事であり、提供したことに対する対価をいただきます。

迷ったときには、胸の中で『介護はサービス業』と言い聞かせてください。

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